スタッフ日記

磨く

2026年05月10日

5月に入り、シーズンイン前の点検整備や納艇が一段落しましたので、中古艇の再生作業をペースアップして進めていきます。

こちらは入荷したYF-24、めずらしいブラック仕様。工場オプションで選べます。パッと見はきれいに見えますが、近づくと、

くすんでいます。ゲルコートの宿命です。しかし、磨けば艶が出せるのもゲルコート。自動車などの塗装と比べて膜厚があるため、比較的研磨に堪えられます。もちろん、磨き過ぎないように注意して作業します。作業後が下の写真です。

今回は黒色でしたので、通常(白色)とは異なる工程で慎重に磨きを行いました。

さすがに新艇にはかないませんが、黒に深みが出て、映りこみもきれいになりました。

 

こちらは別の中古艇です。船に標準装備の船内通話装置兼オーディオアンプコントローラーです。音が出たり出なかったりしていたため取り外し。既にメーカーの生産や補修対応が終了しているものでしたので、ダメ元でバラシてみました。

写真はありませんが、基板を取り出しました。カバーやフェイスパネルは知恵の輪のようになっていて苦戦してしまいました。注意深く見たところ、基板の半田剥がれを発見。半田を付け直して船に戻し無事動作しました。諦めなくて良かったです。

 

更に別の中古艇。24Vアイパイロット用の2台のバッテリーは左ロンジの外側に設置されていました。この船は、標準のバッテリー2台の設置場所がスターンデッキ左の物入れでしたので、左舷にバッテリーが4台もある状態。6mくらいの小型ボートですので重量バランスが悪くなり、明らかに左に傾いていました。

標準のバッテリーは移設が難しいため、アイパイロット用のバッテリー2台を移設してバランスを改善する予定です。この船はマリントイレもありますが、スルハル(船底貫通金具)の取付方法や配管が当店的にNGなため、こちらは全て外してやり直しをします。

当店の中古艇再生は、外観をきれいにするだけではなく、”中身”も磨きながら作業をしております。